「第2期データヘルス計画」について
2018年4月23日
平成30年度から平成35年度の6年間に渡り実施される「第2期データヘルス計画」の内容について下記のとおりお知らせいたします。
記
- 1.「データヘルス計画」とは
- 平成25年6月に閣議決定した日本再興戦略のなか「国民健康寿命の延伸」を目指す新たな取組みとして、健康保険組合等の保険者がレセプト(診療報酬明細書)や健康診断情報などのデータ分析に基づき、PDCAサイクルに沿って実施する効率的・効果的な保健事業のことを”データヘルス”と呼び、この保健事業の具体的な実施計画を”データヘルス計画”といいます。
- データヘルス計画の実施により「医療費の適正化」と「健康度、健康意識の向上」を図ります。
- なお、「第1期データヘルス計画」は平成27年度から平成29年度の3年間に渡り実施されましたが、第2期は第1期の実施内容を評価検証したうえで策定しています。
- ※6年間という長期に渡る実施計画のため、3年目に見直しを行うことになっています。
- 2.「PDCAサイクル」の主な着眼点
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(1)Plan(計画)
- [1]レセプト(診療報酬明細書)や健診結果などの医療情報を分析し、被保険者および被扶養者(以下「加入者」という)」の健康課題を明確にしたうえで事業を計画する
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(1)Plan(計画)
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(2)Do(実施)
- [1]加入者の生活習慣などの問題点を発見しその改善を促すための取り組み
- [2]生活習慣病を予防するための特定保健指導への取り組み
- [3]糖尿病などの重症化予防への取り組み
- [4]その他、チラシなどの医療情報を活用した取り組み
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(2)Do(実施)
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(3)Check(評価)
- [1]生活習慣の状況(特定健診時の問診票の活用)
- [2]特定健診の受診率
- [3]特定保健指導の実施率
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(3)Check(評価)
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(4)Act(改善)
- [1]評価結果に基づく事業内容の見直し
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(4)Act(改善)
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3.具体的な取り組み(事業内容)
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(1)特定健診および特定保健指導の実施
- 【目的】 特定健診および特定保健指導の実施
- 【概要】 特定健診~加入者全体での受診率90%以上(28年度実績:91.9%)
- 特定保健指導~加入者全体での実施率60%以上(28年度実績:65.7%)
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(2)事業所との連携(コラボヘルス)による要医療者への受診勧奨・糖尿病などの重症化予防
- 【目的】 糖尿病および腎症重症化予防
- 【概要】 糖尿病・腎症リスクを階層化し、保健指導を実施する
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(3)加入者への分かりやすい情報提供
- 【目的】 本人への分かりやすく付加価値の高い健診結果の情報提供
- 【概要】 経年データやグラフなどを掲載し、個別性の高い掲載・生活習慣改善などをアドバイスする
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(4)後発医薬品(ジェネリック)の使用促進
- 【目的】 薬剤費の削減
- 【概要】 後発医薬品の安全性や変更後の負担額の周知を行い、使用割合を75%以上とする
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(5)がん検診などの実施
- 【目的】 早期発見・早期治療
- 【概要】 各種がん検診への補助金支給により、早期発見および早期治療に努める
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(6)加入者に向けた健康づくりの働きかけ
- 【目的】 生活習慣の改善による病気の予防や健康寿命延伸への意識作り
- 【概要】 運動習慣や食生活の改善・こころの健康づくり・喫煙対策など、事業主や連合会との連携による働きかけ
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(1)特定健診および特定保健指導の実施
以上